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基本操作
左手でキーボード、右手でマウス操作が基本姿勢になります。余分な腕の動きを無くしたこの状態をキープして、効率良く作業を進めようという仕様です。…なので、左手のキー割り当てであるショートカットを最初にある程度覚えていく必要がありますね(もちろん、マウスでメニューから選んでいっても構いませんが…)。マウス右クリックで動かす作業対象を選んだ後、第一歩はこのキー操作をしてみましょう。
【Gキー】移動
【Rキー】回転
【Sキー】拡大縮小
上記どれかのキーを押してマウスを移動させると物体を操作できます(確定はマウス左クリック)。
ちなみに、
【Aキー】全選択解除(&全体選択)
なので、作業対象を変える時には、とにかく【Aキー】で全解除した後のマウス右クリックでの再選択。この時、Shiftを押しながら選択する事で複数同時選択が可能になります。
あと基本は、
【Tabキー】オブジェクトモード/編集モードの切り替え
でしょう。これで、形ある全体のオブジェクトを操作するのか、オブジェクトの中の点辺面を操作するのかを選びます。
『3Dビュー』ウィンドウのフッタにある表示の変化で、今どのモードで作業しているのかが分かります。編集モード表示の右には『点』『辺』『面』のどれを対象にするかを選ぶアイコンもあります(画像は『点』が選択されています)。選んだ『点』『辺』『面』を動かしたり結合させたり(【Alt+Mキー】)操作したりを繰り返して、モノを形作っていきます。編集モードで便利なのが更にその右にある『プロポーショナル編集モード』の有効化ですね。選択した部分以外を距離によって変形させる事ができます(影響範囲はマウスホイール)。引っ張って膨らませたりという直感的な操作に最適です。なお、これら操作した内容を取り消すには、
【Ctrl+Zキー】操作の取り消し
視点切替はマウスホイールでズームイン/ズームアウト、ホイールクリックを押したまま動かすと視点回転(+Shiftで視点平行移動)です。テンキーに割り当てられているショートカットキーは視点切替ですので、コチラも使いましょう。
【1/3/7テンキー】視点 正面/左/上
【2/4/6/8テンキー】視点を少し回転
【5テンキー】透視投影/平行投影の切り替え
【0テンキー】カメラ視点
【ピリオドテンキー】選択物の全体表示
ここまできたら、
【Shift+Aキー】追加メニュー
で、色々なオブジェクトを出して触りまくって慣れるしかないです。
消すのは、
【Xキー】削除メニュー
です。
ハート作り
いきなり3D立体物を作っていってもいいのですが、まずは簡単に2Dの『平面ハート』でも作ってみましょう。私がblenderで最初に作ったマトモなモノも、このサイトロゴにある『天使のハート』でした。まずやるのは、blenderを立ち上げて最初の立方体を【Xキー】で削除、【7テンキー】で上視点にします。常にこの上視線で作業する事で、XY面の平面上だけで2D図形を形作っていけます。【Shift+Aキー】-『カーブ』-『ベジェ』のベジェ曲線でハートの枠を作成開始。
オブジェクトモードを編集モードに変えてから、位置と角度の制御点をマウス右クリックで選択、左クリックでそのベジェを確定。【Eキー】で枠を延長していって、ハート型になる様に囲っていきます。最初と最後の点をShift+右クリックで複数選択し【Fキー】を押せば、ベジェ曲線でできたハートを閉じる事ができます。ハート型の角度を付ける為の折り曲げは【Vキー】で『ベクトル』を選択。
ベジェ曲線のままだと面を張れないので、辺の集まりに変換しましょう。オブジェクトモードでハート枠を選択、3Dビューに『オブジェクト』メニューがあるので『変換』を選んで『カーブ/メタ/サーフェス/テキストからメッシュ』。線の固まりになったので、編集モードでハート枠全体を選んで【Fキー】で平面ハートが完成です。
面を赤くするには、プロパティウィンドウ上部の『マテリアル』アイコンを選んで『新規』。『ディフューズ』を赤色にして、『シェーディング』で『陰影なし』。あとは、カメラを正面に持ってきて、上下にフワフワさせるアニメーションを付けるくらいでしょうか。
ボーン付け
サイトロゴにある『天使のハート』は、ハートだけではなく羽根が生えてます。中に『ボーン』と言う骨組みを埋め込んでおいて、その骨に追随させて物体を動かしていくのはアニメーションの基本ですね。一番単純な平面に『ボーン』を埋め込む様子を動画にしてみました。
・まずは平面を細分化(編集モードで【Wキー】-『細分化』)
・ボーンを追加(【Shift+Aキー】-『アーマチュア』-『単一ボーン』)
・ボーンを延長(編集モードでボーンの先端を選んで【Eキー】)
・平面とボーンの関連付け(オブジェクトモードで平面を選んだ後 ボーンをShift+右クリックで追加選択し【Ctrl+Pキー】-『自動のウェイトで』)
・ポーズモードで、ボーン操作
この動画とか参考にして、とにかくやってみるのが一番覚える近道です!
カメラ設定
様々なオブジェクト同様にカメラも俯瞰で移動・回転ができるのですが、現実世界ではファインダーも覗かずにカメラをセットするなんて事はありません。やはりレンズの位置からの映像を元にカメラ設定する方が一般的なので『blender』でのそのやり方を覚えておきましょう。
【0テンキー】カメラ視点
【Nキー】3Dビュープロパティ表示
ビュー内の『カメラをビューにロック』のチェックボックスを入れ、視点を変えます。
これで、今見ている状態がそのまんまカメラ設定になります。
構図が決まったら『カメラをビューにロック』のチェックボックスを外しておきましょう。