ヘッダGIFアニメヘッダイメージ

自主制作アニメーションの作り方を解説しています!

動画を自分で作って公開したい人向けのサイトです!

項目別に役立つ情報を紹介していきます。

星空


星型(☆)ではなく、星空の作り方です。イメージとしてはプラネタリウムを上半分だけではなく全方向にしたモノで、雲の無い夜空を見上げた時の『満天の星』と呼ばれるあの情景を目指します。『blender』なら、あっという間に完成!ちなみに、星座を正確に再現するわけではないので、ご了承ください。

それでは、やってみましょう。単純にプラネタリウムのドームを作って、そこに星を配置する所から…。まずはいつも通り『blender』を起ち上げて最初の立方体を削除。プラネタリウム大のドーム『追加』-『メッシュ』-『ICO球』、細分化を4~6くらい、サイズを50にします。
星空
画像は、細分化を4にしてあります。球は『UV球』と『ICO球』の2種類作れるんですが、夜空の場合 どの方向を見ても一様である『ICO球』の方を使います(『UV球』では真上と真下が詰まってしまいます)。これが、プラネタリウムのドームになりますね。そのドームというオブジェクトに材質を設定するのがマテリアルなんですが、星に都合が良さそうな『ハロー』という設定があるので試してみましょう。
星空
『ハロー』設定はオブジェクトの面ではなく頂点に作用するエフェクトで、光の粒を表現します。ココではやってませんが、オプションにあるリングやラインのチェックを入れるだけでかなり星っぽく見えて綺麗ですね。でも残念ながらマテリアルのハロー設定だけでは星が均等に配置されてしまうので、ランダムな要素を入れる必要がありそうな事が分かります。ちなみに、細分化6のドームをレンダリングしてみましたが、乱れなく整然と並んだ光ではやはり星には見えません(スーパーカミオカンデっぽい?)。
星空
そこで、ドームから不規則に粒子を生み出す『パーティクル』設定というモノがあるので使ってみましょう。通常は面から粒をバラバラと次々に吐くのですが『ヘアー』に切り替える事でドームの面からランダムに固定した位置に星をまき散らす事ができます。『ヘアー』の名の通り、髪の毛みたいに面に対してある程度バラけた場所にモノをずっと置いておける機能ですね。動画を撮っておいたので、ご覧ください。
この動画を見ると、最初に小さな一つの真っ白な星を作り、次に前述した様にドームに対して『パーティクル』-『ヘアー』設定をしてるのが分かります。『ヘアー』-『レンダー』のオブジェクトを先ほど作った星に指定する事で完成!でも、星が一定の発光しかしてなくてまだまだノッペリとした印象を受けるので、色や明るさを変えた星を混ぜて配置してみてください。更にそれっぽく見える様になると思います。
星空
ハッキリした4色ですが、こんな感じで複製(【Shift+Dキー】)して色を変えた星を複数選択して
【Ctrl+G】グループ化
『パーティクル』-『ヘアー』-『レンダー』をオブジェクトからグループに変更して『ランダムに選ぶ』をチェックすれば、4色の星々を散りばめる事ができます。

宇宙空間


今度は、プラネタリウムのドーム上ではなく、3D空間に星が浮いている宇宙を作ってみたいと思います。今までは背景として眺めるだけの遠くの星々でしたが、ココでは実際にひとつひとつ星が空間に配置されてそれぞれの星との距離感があるので、カメラワークを工夫する事により遠近感のある宇宙空間が表現可能です(高速移動する宇宙船から見た風景)。今回少し変えて、星を点として扱ってみました。最初のCubeの7つの頂点を削除し、Starと名前を変えて先ほど少し話した『マテリアル』-『ハロー』で輝きを付けています(1点で1つの光)。動画を見た方が分かりやすいと思いますのでどうぞ!
『パーティクル』の『ヘアー』設定をし、『レンダー』のオブジェクトを星に指定するのは前回と同じですが、今度は宇宙空間の中心の小さな球(細分化8、サイズ0.01)から星々を生む必要があります。『詳細設定』にチェックを入れると『物理演算』という項目が現れるので、その中の『ボイド』を使う事でバラバラな空間を埋める星々を設置できますね(サイズ等の数値は調整してみてください)。ここまで出来たら、後はカメラワークを付けてレンダリングで完成です。
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